今日のドン・キホーテの名言
明日で生まれてこの方、30年経つ。
長いようで、短いようで。
いろいろあったようで、何も変わっていないようで。
あっちにふらふら、こっちにふらふら。
落ち着く場所を求めて人は、人生という道を歩み進める。
そんな自分に贈る言葉。
20歳のときに、けじめをつけられず、どたばたした20代を送った。
まだまだ子供っぽく、社会人らしさのカケラもない自分へ。
「<<サン・ピエトロ寺院はローマにあってこそ光り輝く>>、つまりわしの言いたいのは、人はそれぞれ生まれに合った仕事をするのがいいってこと、わしの手には領主の権威の杖よりか、鎌のほうがおさまりがいいってことなんだ」(『ドン・キホーテ 後篇(3)セルバンテス/牛島信明訳、岩波書店、p76)
憧れていた領主の地位を自ら捨て、ドン・キホーテのお供に戻る決意をしたときのサンチョの言葉。
生まれに合った仕事。
自分の輝く場所。
迷ったけれど、あと少し。
輝く場所でめいっぱい生きよう!