今日のドン・キホーテの名言
イベントを申し込んだら、すでにもういっぱいだった。
よくある話。
すごくガッカリするけれど、要は縁が無いだけ。
不思議とその日にほかの予定が入る、なんてことも多い。
ネット時代、あっちこっちにチャンスが転がっているように見えて、自分と関係があるのはほんの一握りに過ぎない。
道はたくさん枝分かれしていても、行き着くところは同じなのだ。
わたしもどこかのゴールを目指して、日々あっちこっちウロウロしているだけ。
信じて進むのだ。
念願の島の領主になるサンチョに、ドン・キホーテが伝えた最後の忠告。
「お前には生得のよい資質があるが、実際それなくしては、学問など何の役にも立たんのじゃ。すべてを神にゆだねて、めでたく初一念を貫くがよい。つまりな、お前に起こるあらゆる問題を過つことなく見事に解決するという、固い意志と信念をつねに保持せよということじゃ。なんとなれば、天はいつでも善意を庇護したまうからじゃ。」
(「ドン・キホーテ」後篇(二)セルバンテス・作/牛島信明・訳、岩波文庫、308p)
学問や知識の前に、その人の本来の資質が人生ここ一番でものをいう。
自分の本来の資質はなんだろう?
悪い所が多い自分だけれど、それ以前に良い所がある。
なにか問題が起こった時、出るのは悪い自分だ。
そこで本来の資質を出して、一つ一つ解決していけばいいのに、逃げて遠回りを繰り返している、そんな気がした。
固い意志と信念。
・・・。
考えてみよう。