ハシリドコロ
思わず危険な植物に惹かれる。
先日、山梨百名山の「茅ヶ岳」に登った時のこと。
まだまだ緑の少ない道端に、可愛らしい花を発見。
あら素敵!と思い、写真に収め、帰宅して検索したところ、またも「自然毒のリスクプロファイル(厚生労働省)」に指定されている植物だった。
「ハシリドコロ(走野老)」なんて変な名前。
どうやら食用の山菜や根っこものと似ているため、間違えて食され、走り回るほど発狂するため、こんな名前になったそうな。
「ナス科」だそうで、確かに花の形がナスの花に似ているかも。
きれいなバラには棘がある、というけれど、確かにその通り。
美しい花は写真だけにしよう。
摘まない、食べない。
先人たちの苦しみを再び体験しないように気をつけようと、心から思う。
ちなみに「野老」は私が以前住んでいた埼玉県の所沢(ところざわ)の「所」と同じ漢字。
「走る所」ではなく、「走ってしまうくらい危ないニセヤマイモ」。
危険である。
参考:厚生労働省HPhttp://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/higher_17.html