メジロ
鳥の中でも、ちょこまかちょこまかと動くイメージ。
臆病なのかな?と思うくらい、人の動きを感じるとあっちへこっちへの大騒ぎ。
素早い身のこなしと、小さな体躯のおかげで、なかなか見つけにくい。
だからこそ見つけるたびに、メジロへの愛着は深まる。
鶯餅のような淡い黄緑色に、目の周りの白いくまどり。
常にキョロキョロしている動きは滑稽でもある。
この写真は伊豆大島で、昨年の12月に撮影したもの。
森が騒がしいなあ、と思ったら、どうやらメジロの楽園に私が侵入してしまったらしい。歩くたびに、次の樹から大慌てな音が聞こえてきた。
大島ではメジロ猟が多かったのか、道みちに禁止を促す看板が多く立っている。
椿が多いので必然的にメジロも多い。
むかし別のところで、籠で飼われているメジロを見たことがある。
空はすぐそこなのに、そこへ羽ばたけないメジロは毎日何を感じていたのだろう。
自然の中でメジロを見る方が面白いですよ、と伝えたい。