ショーペンハウアーに学ぶ
台風26号が近付いている。
天気が悪いので、気分転換に尾瀬の写真をあげてみた。
自然は雄大である。
今日から6日間、バイトで茨城に出かけるので、旅に持っていく本を選んだ。
買って読み進んでいないけど、ここぞというときに読みたい本。
『幸福についてー人生論ー』(ショーペンハウアー/橋本文夫訳、新潮文庫)
19ページ後半に、昨年読んだときには「すごい言い分だな~、理解でけへんね」と思った、印象深い文章がある。
「この点、われわれとしては、与えられた人柄を最大限に活用するだけである。したがって柄に合った計画だけに努力を集中し、柄に応じた修行の道に励み、他のいっさいの道を避け、柄にぴったりとくる地位や仕事や生き方を選ぶことである。」
(『幸福についてー人生論ー』ショーペンハウアー/橋本文夫訳、新潮文庫、p19)
伊豆大島から帰ってきて、昨年手伝った紙漉きイベントに今年も参加した。
主催している紙漉きの職人さんは、私の尊敬する人で、和紙の伝道師である。
その人から「君は違う道に迷いこんでしまったんだね」と言われた。
私の道はなんだろう。
あれもやりたい、これもやってみたい、夢は大きく大きく膨らんではしぼみ、はじけ、また膨らむ。
道路工事をしている人、駅員さん、たくさんの会社員、金メダリスト・・・。
この人たちは、なるべくしてなっているのだろうか。
彼らの「道」なんだろうか。
私の道はどこだろう。
応募しても書類で落とされる転職活動。
毎日ぶらぶらしている中の焦り。
どれだ、どれだ。
たくさんの情報、でもしっくりくるものは、見つからない。
1年前に会社を辞めて、焦っていたと思う。
背伸びしていたのだろう。
結果、悪い自分がバーっと出て、たくさん人に迷惑をかけた。
今思うと、柄にぴったりときていなかったのだ。
答えは意外と身近にあったのに、それを後回しにしていたのだ。
たくさん寄り道した。
遠回りだったかもしれない。
さあ、これからが本番だ!