オヤマボクチ
伊豆大島でガイドとして学べて良かったのは、植物だと心から思う。
それまで植物の名前を覚えるのが一番苦手で、誰かから言われたのが
「覚える気が無い」
だった。
まさにその通りだったのかもしれない。
気にはなっても、調べない、教えられても、覚える気が無いから覚えない。
最初はしょうがなく覚えていたけれど、だんだん調べるのも、名前を覚えることも、効用やまつわる話を知ることも楽しくなった。
白馬に行ったときに見つけた植物。
どうやら「オヤマボクチ」というらしい。
5歳の姪っ子と「でっかいアザミだね~」と言っていたけど、そういえばアザミのように葉っぱにギザギザがない。
葉の毛でもって火を起こすときの火種に用いたことから「ボクチ(火口)」というそうな。
この葉の繊維は、蕎麦のつなぎにも使えるという。
昔の人はなんでもうまく使っていたんだなあ。
今私たちが電気・ガス・水道のない世界に放り込まれたら大変だ!
自然は大切にしよう。