関東大震災から90年
今日は家族に誘われて、横須賀美術館に行ってきました。
特別展のタイトルは、『日本の「妖怪」を追え!』だったのですが、展示よりレストランと、道行く途中の景色に夢中でした。
品川から京急線に乗って、馬掘海岸という駅からひたすら東に歩きました。
馬掘海岸の駅付近は高い建物がありません。建築協定があるらしく、のっぺりとした日陰のない道が続きます。
これには参りましたが、海岸に出ると景色がいっぺん。
この海岸を見るための建築協定かしらと思うくらい、東京湾を望む景色は最高でした。
そしてなんといっても心惹かれるのが、「地層」!!
自然という芸術家が作り出す景色以上に素晴らしいものはないです。
素晴らしい地層だなあ、と思ってこの上に乗っかって眺めていたら、突風で帽子が飛ばされ海に落ちるというアクシデントが。たまたま帽子が落ちたのが潮だまりのようなところだったので、落ち着いて取って帽子も自分も無事でしたが、夢中になってはいけません。
ところで気がついたのが、後ろはすぐ山なのですが、海岸付近にはまったく高い建物がありません。これは津波がきたらどうするんだろう・・・、とさすがに心配になりました。でも津波避難タワーや高層マンションを作っては景観が壊れるし。この地区の人たちの防災訓練が気になった、関東大震災90年を迎える前日でした。
せめて山へ続く道がいくらか整備されているといいのですが。
防災について改めて考えた一日でした。