そして、さぼりました・・・。
2月28日~3月2日まで、兵庫県のとある集落にお邪魔した。
フェイスブックで知り合った、若手の紙漉きの方を訪ねて。
見ず知らずのよそ者に、その方はじめ、みんなよくしてくださり。
いたれりつくせりの楽しい日々だった。
山が左右に迫り、谷底を川が流れる。
そんな谷間に集落が点在している。
まったく初めて見る光景。
ここまでの田舎、といっては失礼かもしれないが、良い意味で「田舎」に訪れたり、そこで過ごしたりする経験は今までなかった。
朝は山間に霧が立ち込め。
聞こえるのは鳥のさえずり、流れる川の音。
静かで、全てがみずみずしく、新鮮だった。
たくさんの観光客がバスで乗りつける、そんな場所ではない。
地区ごとに結束の強い、人が支えあって生きている場所。
すれ違ってもあいさつをしない、そんな土地じゃない。
ちょっと離れた地区でも、周辺に知り合いが多いらしい。
うらやましいなあ。
この地域では、この地域なりの悩みがあると思うけれど。
少しずつ、若い人が入って、少しずつ、現在とつながっていけばいい。
こんなところで紙が漉けるなんて、いいなあ!!
伝統に縛られた「和紙」ではなく、この「環境」、作り手の「思い」のこもった「ならでは」の「和紙」、を作っていってほしいと願っている。
わたしもまた作りにいこう~!
すでにこの空気が懐かしくってたまらん!!!
戻るのはあっという間で。
帰ってきた翌日、今度は山梨県に就職の面接へ。
面接は・・・。
まあ、ね。
終わって、午後からの質疑応答まで時間があったので、たまたま手に取ったお店のチラシをもってプチ散策。
とけきらない雪で歩道が埋もれていて、車道をヒヤヒヤしながら歩きつつも到着。
お店に入ると、誰もおらず。
こりゃ失敗したかなあ、と心配していたら、外からバタバタと走ってくる音。
戸が開き、店主の女性と目が合った瞬間、二人でなぜか大笑い。
不思議と話が盛り上がり、お茶までいただいてしまった。
戻る時間が迫り、せっかくだからと会場まで送っていただき。
なんと親切な方が、この世には多いことか!!
面接が残念な結果でも、私はこの店に来れたことだけで大満足。
そんなこんなな4日間が終わり。
今朝。
4日間の出来事と、最近の悩みの種”電話”とのギャップが、あまりにも激しく。
ジョーダン、ごめん。
バイトをサボりました・・・。
この4日間に受け取った、たくさんの暖かい思いを湯たんぽにして。
明日はしっかり”電話”します・・・。